歴史

宮城谷春秋マラソン

「楽毅」→「晏子」→「重耳」→「管仲」→「夏姫春秋」と走破。 現在は「子産」。まだまだ足が止まらないな。

三国志

遂に手を出し、吉川英治版と北方謙三版を読破。 おもしろかった。何を今更という感じだけど。 そして、司馬遼太郎の「項羽と劉邦」を読み、 さらに宮城谷昌光の「楽毅」を読書中。 宮城谷昌光はこれが初めてなんだけど、おもしろいね。 しばらく、この人の戦…

2010/10〜2011/05 著:司馬遼太郎

・国盗り物語(1)〜(4) 斉藤道三なんて、好きな型の人物ではないのに、 魅力的に感じてしまうところは、司馬マジックかw ・義経(上)(下) 戦争は鮮やかだけど、欠点も大概だ。 でも、やはり、戦争に強い人物って、格好良いよねw

2010/10〜2011/04 著:山岡荘八

・新太平記(1)〜(5) 後醍醐天皇の擁護が苦しそうだった。 面白かったけど、新田義貞の戦死で終わってしまうのは物足りなかった。・源頼朝(1)〜(3) 尻切れトンボだった。・織田信長(1)〜(5) 面白かった。主題の人物を綺麗に描くのは、どの作品も…

太平記 完全版(1)〜(9)

年末から観始めて、ようやく終盤へ。 以下、感想を箇条書きで(もはや、忘れ気味だけど)。 ・最初は、高氏が北条を裏切ることを正当化、 とまでは言わないまでの、情状酌量を訴える話が多く退屈した。 ・正成が出てきてから、面白くなったきたように思う。 …

ロードス島攻防記

スレイマンさん、紳士やなぁ。 しかし、この3部作は、とてもヴェネツィアよりだ。 その後、「海の都の物語」が執筆されるのは、規定路線に思える。 ヴェネツィアの物語や、識者のブログを読んで思うのは、 国益と言う視点を持たない限り、政策が安定しない…

レパントの海戦

塩野補正のかかったヴェネツィアは、格好良いなぁ! 商人はでっぷりと肥えていて、儲けるために手段を選ばない卑劣漢、 といったら言いすぎだけど、そういう悪いイメージがあるのは、 儒教の影響というか時代劇のせいというか、水戸黄門のせいだろうと思うw…

コンスタンティノープルの陥落

明けまして復活。書いていなかったのは、ただの怠惰です。 というわけで、三ヶ月前に読んだ本の感想をばw 前門の城壁、後門のイェニチェリとは、不正規兵涙目だわ。 しかし、アルバニアやワラキアの話を見ると、英雄の一人の偉大さがわかるなぁ。 いつの時…

戦うハプスブルク家

アマゾンで「三十年戦争」と検索すると上位に来る本。 「三十年戦争」の話を知りたかったので購入した。 やっぱり、グスタフ・アドルフとオクセンシェルナが良いなぁ。 この二人を主軸に据えた小説が読みたいよ。 ヴァレンシュタインは、現代でいうと辣腕の…

ローマ人の物語(38)〜(40) キリストの勝利

キリスト教徒以外は、みんなユリアヌスが好きになるんじゃないか?w 大きな政府から小さな政府への改革から、 ミラノ勅令の本音から建前への回帰とか、古き良きローマ的だもんね。 しかも、リアル貴種流離譚のドラマチックな人生ときたもんだ。 塩野さんの…

ガーディアン -ハンニバル戦記-

ハンニバルの人物像には、若干の違和感があったけど面白かった。 要所は、しっかり押さえてる感じ。 特に印象に残ったシーンは、行軍の困難さ(アルプス越え+α)、 カンナエ後の元老院の閑散ぶり、良き参謀的なマハルバル、 ザマでのローマ軍の象避け、かな…

海の都の物語(1)〜(6)―ヴェネツィア共和国の一千年

ヴェネツィア政治家の強みは、みな商業に携わっていて、 その方面の経験・知識を持っていたことだと思う。 生まれながらの政治家なんてのは、才能や環境に恵まれないかぎり、 凡々になるのが関の山なんだろう。 ローマも文武のキャリアを分断する前の方が、…

神聖ローマ帝国

一回読んだだけではわからぬw 皇帝(ローマ王?ドイツ王?)と諸侯(選帝侯)と教皇と、 この関係を把握できれば、いろいろと見えてきそうな気はする。 あとはフランスにスペインにイギリスにヴェネツィアにトルコに、 と広げていくと、どうしようもないなw…

チェーザレ 破壊の創造者(1)〜(4)

ドン・ミケロットが良い。 チェーザレを盲信していないところがね。 塩野七生作品を読みながらだと、理解を深めるのに役立つけど、 史観に説得力があって影響を受けやすいから、気をつけないと。 特にロレンツォは、塩野さんの好意が伝わってきたしw 長男が…

チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷

「チェーザレ 破壊の創造者」「わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡」 と併せて読んだおかげで、すごくイメージが定着した。 チェーザレは当時のイタリアをよく知らないと、真に魅力を感じることはできなそうだ。 背景がないと、ただの残酷な人に見えてし…

わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡(1)〜(3)

厭世的にならず、最後まで現場にいたというのは凄い。 私生活では「君主論」のイメージしかなかっただけに、 堕落ぶりに驚いた、というか笑ったw 当たり前だけど、マキアヴェッリその人の高感度アップに資する作品だ。 「経済」→「外交」→「文化」の順に花…

ハプスブルクの宝剣(上)(下)

面白かった。ジャンルとしては、時代小説になるかな。 超優秀な主人公、だが不遇。この設定は鉄板か。 分相応なんてのは、現実だけでけっこうだからねw 世界史はローマの次にどこをつつこうか迷っていたけど、18世紀が良いなぁ。 マリア・テレジアとフリー…

六韜・三略

精鋭と強弩の無双状態w まあ、そもそも、あんなニッチもサッチいかないような状況にすんな、ってことか。 「論語」にしろ、「宋名臣言行録」にしろ、 問答式なのはわかりやすくて助かるなぁ。

ROME[ローマ] Vol.02

ポンペイウスの息子の吹き替え、ナイトハルト殿下ではないのかッ! 調べたけどわからなくて、気になって仕方が無い! まあ、殿下と違い、棒ぶりは気にならなかったけどw それにしても、アントニウスの真っ裸とか、 躊躇のない絡みのシーンとか、R15で良…

ROME[ローマ] Vol.01

PS3購入記念に借りてみた。 ルビコン川を渡るところまでだけど、なかなか面白かった。 見た目では、オクタヴィウスが一番イメージに合うかなぁ。 吹き替えが白鳥哲とは驚いたけどw 盛り上がるのは、これからだろうし楽しみだ。

真田騒動―恩田木工

表題になっている「恩田木工」が面白かった。 やるとなると大変なことだから、やりたくない。 けど、やることになってしまったら、ちゃんとやる。 やることをわかっている人は、けっこういるだろうけど、 それを実践できる人は一握りだと思う。 知識・教養と…

人はなぜ裏切るのか ナポレオン帝国の組織心理学

心理学というよりも、裏切った人物たちの列伝といった感じ。 ナポレオンの小説を読もうかなぁ、と思っている自分にはちょうどよかった。 「戦争で勝ち続けなければ皇帝の権力・名声を維持できない」とは、 劣等感からくる過剰意識のように思えるけど、 それ…

戦国軍師の合戦術

戦国軍師の姿が中心かと思いきや、違った。 戦国時代の合戦で重要視された呪術的な分野は、軍師が担っていた。 して、その呪術とは、という本だった。 竹中半兵衛や黒田孝高をイメージしいると、肩透かしを食らう。 面白い内容ではあったけど、タイトルとの…

指導力―「宋名臣言行録」の読み方

「論語の読み方」や「貞観政要の読み方」と比べると、 訳が省かれているものが多くて分かりにくかった。 自らの教育の無さだけど、勉強する気にはなれないなw とりあえず、曹彬が素晴らしい人物ということはわかったぞ。

姫武将政宗伝ぼんたん!! (4)

「小手森城の撫で斬り」が残念だった。 なかなかの覚悟を示していると思いきや、裏門とか。 中途半端に情けをかけられると興ざめしてしまう。 ところで、全巻が2009/3/24刊行だから、一年二ヶ月ぶりの刊行なわけだが、 発行ペースが遅いとか、そういうレベル…

時宗 巻の弐〜巻の四

主人公は時輔ですw 国内をまとめるという物語が主軸だったから、時輔生存も違和感なく受け入れられた。 時宗は鎌倉にいて、戦争の目線になる人が必要だろうしね。 自分が学生だった頃の教科書には、2回とも嵐でと書かれていたから、 なんとまあ神がかり的…

世界の名将 決定的名言

「いにしえの道を開きても唱えても わが行いにせずば甲斐なし……島津忠良」 仕事のためではないけれど、せっかく読んでいるのだから、 いくらかはいかせるようにしないと。 もちろん趣味にも、SRCのシナリオ作成にも。 今日はお休みだし、ヤルヨ!

時宗 巻の壱 乱星

天皇がいて、将軍がいて、執権がいると。 戦国時代より、一層多い感じか。 戦国と幕末に目を向けてばかりいたけど、いつの世も戦争してるんだなぁ。 いろんな時代を読めば読むほど、ローマの五賢帝時代や、 江戸時代の尊さというのがわかってきそうだ。

徳川家康(22)〜(26)

読み終わった。一年かかった。 長かったせいか、面白かったところとか、ぼやけてしまっているなぁw 狸爺の家康も良いけど、綺麗な家康も悪くないね。 物語としては悪狸の方がおもしろいけどw でも、今までに読んだ歴史小説の中では、 最もこの時代の背景と…

小説 立花宗茂(上)(下)

"この時代特有の、いわゆる、「政略結婚」ではない。" 本当にそう思う。立花家と高橋家の繋がりようは、とても美しい。 立花宗茂の小説は二冊目だけど、『学研M文庫』の方が良かった。 あちらは朝鮮の役についても、詳しく書かれていたからね。 この作品は…